恋は雨上がりのように 7  感想

おじさんがたの悩殺マンガ

恋は雨上がりのように7巻出ていたので読んでみました。

 

恋は雨上がりのように 7 (ビッグコミックス)

怪我で陸上をやめてしまった女子高生がバイト先の店長に恋をするという、なんとも羨ましい漫画、恋は雨上がりのように 最新刊出ていました。

女子高生橘あきらがバイト先のファミレスの店長近藤正己に恋をするお話。

ビックコミックスピリッツ連載で、少女漫画のような可愛らしいタッチであきらの恋の模様が描かれています。

たまにスピリッツ買って読むと次のページに闇金ウシジマくんが始まっていたりしてなんとも凄まじいラインナップです(^^;;

止まっている二人の時間

前巻で店長があきらの陸上のことに触れて、あきらが声を荒げてしまう場面でおわってしまいました。

今回はあきらの陸上に対する葛藤と店長の小説に対する執着が描かれています。

あきらの陸上を諦めきれない心情が少しずつ出てきています。

友人や後輩が部活に取組んでいることに距離を置いているもやもやした感じが出てました。

恋愛漫画らしく二人の距離の縮まり具合も描かれていますね。

 

 

個人的には店長の小説に関する想いが描かれていて良かったです。

人気小説家の親友九条 ちひろが訪ねてきて小説家としての悩みを相談するのですが、新人作家の人気の面白さがわからないことを打ち明けるところや、店長の小説に対する執着心を褒めるシーンが良かったです。いつまでたっても対等の関係が羨ましい。

小説が映画化しても嬉しそうにしない、小説家は毒を出すのが仕事と言い切っているシーンもカッコイイですねー。

店長もそんなちひろに感化されたかあきらたちと海に行った時、波に洗われて丸くなったガラス、シーグラスをみて「つまらん」と毒を吐きます。

社会にもまれてすっかり丸くなってしまった店長の昔は尖っていた片鱗が見えた気がしました。

小説への道を踏み出すのか店長!

と思うのですが、次巻も楽しみです。

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