ハッカー漫画 王様達のヴァイキング 12  感想

天涯孤独の天才ハッカー・是枝一希とエンジェル投資家・坂井大輔のサイバー冒険譚。

つい最近11巻出てたと思ったら、もう12巻出てました。

週刊はペース早いですねー。

王様達のヴァイキング 12 (ビッグコミックス)

前巻までのあらすじ

前巻で是枝が慕う刑事、神崎が事件の黒幕、蘇芳経産大臣を追っている間に刺さされてしまい、復讐を誓ったところで宿敵クラッカー・笑い猫に仲間に入るように言われて、エンジェル投資家・坂井と口論になるところで終わりました。

Valkyrja(ヴァルキュリヤ)とlaughingcat(笑い猫)の過去

今回はいつものクラッキングシーンがなく、是枝が昨日の敵と手を組んで、蘇芳大臣に挑もうというお話です。是枝・坂井・ヴァルキュリア・笑い猫の最強チーム結成で蘇芳大臣に復讐しようと。

ドローン事件等々のスピーディなクラッキングシーンがないので少し物足りないのですが、蘇芳大臣、ヴァルキュリア、笑い猫の人間関係が整理されていく巻になっていて、それはそれで面白い。

ヴァルキュリアと笑い猫がどうしてクラッカーになってしまったのかの経緯が描かれていて、気になる二人の過去と出会いも一気に確認できる巻になってます。

普通の少年少女が蘇芳大臣のおかげで黒々と変わっていってました。

ヴァルキュリアの壮絶な過去をきっかけに優等生だった笑い猫もすっかり悪い奴になってしまって、世の中を斜めに見るようになってしまってますね。

 

 

二人の心の内が出てしまったので、もう敵扱いではなくなったのですかね。

 

アメリカのサーバーへ攻撃開始

千の眼を持つと言われる、アメリカの通話を傍受するシステムミラージュへ侵入を試みます。

システムが5階層になっていて、是枝たちは一気に最上階へ侵入する方法を考えるのですが、かなり堅牢なシステムで具体的なクラッキングのお話は次巻に持ち越しですかね。

 

是枝のキャラのせいか全体を暗いイメージが覆っている感じですが、クラッキングのシーンはスピード感が出ててすごく面白いので、13巻出たらまた読んでみようと思います。

 

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