ワシントン在住の評論家、伊藤貫氏が久しぶりに帰国しています。
ワシントン在住の日本人という立場からアメリカの現状を鋭く分析して、日本の今後の外交のあり方を提言する方です。
たまに帰国すると講演会や西部邁氏の番組に出演したりするので、氏の動画はよく見ています。
96%対1%
アメリカのマスコミの96%はヒラリー指示だそうです。1%がトランプ大統領。
なので、日本に報道されるほとんどのトランプ政権に関する批判は、反トランプのアメリカのマスコミ批判がそのまま来ているようで、本質は見えていないそうです。
CNNなどからくるトランプ批判を、そのまま報道されているようで、ではなぜマスコミに叩かれても40%〜45%は指示されているのか、日本のマスコミは何も考えずに報道しているとまで言い切っています。
アメリカに内在する問題
白人がマジョリティーではなくなる。
いろいろアメリカの抱える問題を指摘していましたが、これが、一番興味深い話題でした。
このままいけば、2024年には白人はマジョリティーではなくなるそう。
1924年〜1965年までの移民の内訳は8割がヨーロッパ人であった。
それが、’65年の移民法改正以降8割がヒスパニック系となり以後、アメリカ国民の白人の比率はどんどん下がっているそうです。今回の移民制限騒動の裏側には、そう言ったマジョリティからマイノリティになっていく人口比率の問題があるらしい。
アメリカのマスコミではそのことは取り上げないそうですが、そう言ったアメリカが内包する問題が今回のトランプ政権の誕生にも表れているようです。
伊藤貫さんの説明はアメリカがどういった問題を抱えていて、それが今見えている現象にどう繋がっているのかが、なんていうかな、有機的に語られているのでとても解りやすい。
他にも慶応大学大学院で講演会などもやっていて、動画も上がっています。
国際政治などに興味がある方は是非。
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