天才ロボットエンジニアがロビンソンという倒れないロボットの開発を通じてロボット業界に革命を起こす話。
全巻は、ラボの家主にも追い出され、破綻寸前のところをエンジェル投資家に魅入られるところまでの話だった。
今回は、新たに2人のチームを加えて、忍者ゲームのイベントに参加するというお話。
全巻でロボットの夢を捨てられない青年として登場したイクミくんと、いい年してギャルっぽい格好の天才プログラマー アリスが参戦。
奇人(マコト)×奇人(アリス)×まとも(イクミ)でチームを組んでロビンソンの開発に取り組んでいく。
ロビンソンの見直し、再制作をマコトは主張し、他の2人が反対しても強引に推し進め、最後には、開発してしまう。
イクミくんにロビンソンの手の製作を託すがイクミくんはいなくなってしまう。で、そのままイベント当日へ。
全巻は主人公マコトのロボット製作への執着ぶりが際立ったが、今回はチーム編成ということで、マコト、アリスに対し、それほどトランスがきかないイクミがしんどい感じでなんとか着いていっている様子が際立った。
個人的には、もっとマコトとイクミの葛藤みたいな感じが出ていればいいなぁと思ったが、イクミが居なくなりつつも製作自体はサクサク進んでいって、なんとなく物足りない感じはした。
しかし、イベントの競争ではロビンソンのもつ特徴、隠しだまが次々出てきて飽きずに面白く読めた。
伏線としてマコトを追い出した元の家主香織の登場が気になる。
本当はロボットが好きなのではないか、というシーンがいくつもあるので後に参戦しそうな気がする。
ロボットのことが勉強になるので、3巻目も気になるところだ。
コメントを残す