女子高生ハッカー鈴木沙穂梨と0.02ミリの冒険 感想

天才ハッカー安部響子と五分間の相棒 (集英社文庫)

の続編ハッカー小説

女子高生ハッカー鈴木沙穂梨と0.02ミリの冒険 (集英社文庫)

女子高生でハッカーの鈴木沙穂梨が友達の父親がネット冤罪を着せられて恋人拓人とともに冤罪を晴らすべく活躍する話。

ハッカーとしての活躍は安部響子という感じですかね

鈴木沙穂梨が凄腕ハッカーというほどでもなく、ハッカーの卵といった感じで自分なりの視点で動き回るといったお話ですね。

自分の無力さに落ち込んでそれでも諦めないといった思春期の不安定さが描かれています。すこしヤンデレ?

人気ネットゲームと個人情報漏洩、ネット冤罪と、今のネット社会が抱える問題に焦点をあてた構成になっています。

 

学校の中でも斜めに構えていて友人も少ない鈴木沙穂梨の友人の父が個人情報を盗んだ罪で逮捕されてしまい、無罪を晴らすべくいろいろ動き回って警察の外郭団体であるセキュリティ専門の組織にバイトで入って情報収集を開始します。

実は、背後には国家ぐるみのサイバーテロが黒幕にあって、前作の主人公安部響子沙穂梨と無関係なところで黒幕に迫っていきます。

 

濃いキャラたち

前回安部響子とバトルを繰り広げた警察官僚吉沢沙穂梨のバイト先の上司になるのですが、これが相変わらずぶっとんでる性格でニコニコしながら強引に関係者に迫っていきます。

それでいて、警察官としてのポリシーを持っていて、犯罪が起きてから犯人を逮捕するのではなく犯罪を未然に防ぐのが警察官の仕事であると、まっとうな正義感を持っていて政界の大物にも動じずに強引に必要なことは要求します。

なんともつかめない性格です。

いっぽうの安部響子も相変わらずのコミュ障ぶりを発揮しているのですが、いざ決戦になると相手より一歩も二歩も先んじて相手を封じ込めてしまいます。

最終決戦でサーバーごと管理下に置いてしまい外国のサイバーテロを圧倒するシーンは興奮しました。

 

日本のサイバーセキュリティの問題

作者の一田和樹氏がサイバーセキュリティコンサルなこともあり、前作同様日本のサイバーセキュリティに関する問題点を指摘する構成になっていますね。

アメリカや中国に比べると圧倒的に遅れているということですが。

アンダーグラウンドでの主要インフラのサイバーテロの手順が売買されている様子などはひやっとした。

 

2作でたので、シリーズ化していくのかな?

主人公の安部響子は好きなので、最新刊出たらまた読んでみようと思います。

 

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